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油うる日々 明治の文人戸川残花の生き方

出版社名 芸術新聞社
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-87586-425-7
4-87586-425-6
税込価格 3,300円
頁数・縦 381P 20cm

商品内容

要旨

旧幕臣にして、明治初期にクリスチャン、文人、ジャーナリスト、教育家、禅僧…三千石の旗本家に生まれ、明治維新に朝廷に帰順した裏切り者、敗者の立場からはじまった迷走(!?)の人生を追う。幕末・明治・大正の激動の時代、“真面目に不真面目”を生きた人物伝。

目次

第1章 今や昔三千石のお旗本(築地戸川屋敷
「勤皇実効」の旗本)
第2章 剣と十字架と筆(「遊学」時代
キリスト者になる
煉瓦の街で十字架を立てる ほか)
第3章 調和をもとめて(菅千春という人
記者をしてみる
一葉女史 ほか)
第4章 紙の墓碑(旧幕臣として明治の臣民として武士道なるもの)
第5章 旧き袋をも猥に棄てず(ここにつくりしだいがくは
当世風『女大学』
和服楽でより、洋服便利でよし ほか)
第6章 喝、ヱーメン、南無阿弥陀仏(記憶樹が語ること
たぬき鼓と桜囃子
楽しき油売る日々)

著者紹介

目時 美穂 (メトキ ミホ)  
1978年静岡県生まれ。2003年明治大学文学部フランス文学専攻修士取得、2009年同博士後期課程単位取得満期退学。専攻研究のかたわら明治時代の文化風習、文学等に興味を持つ。在学中、古書情報誌『彷書月刊』へ。2010年の休刊号まで編集に携わる。現在出版社勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)