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平和と和解 思想・経験・方法

一橋大学大学院社会学研究科先端課題研究叢書 6

出版社名 旬報社
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-8451-1405-4
4-8451-1405-4
税込価格 5,500円
頁数・縦 414P 22cm

商品内容

目次

第1部 思想(マハートマー・ガーンディー晩年における「世俗主義」について
W・ジェイムズの反帝国主義―プラグマティズムと平和主義についての一考察
自然の「美しさ」をめぐる争いと制度―アメリカ国立公園局によるミッション66計画を事例に
育てる身体と感覚―『養蚕秘録』に見る人間と蚕の関係)
第2部 経験(非政治的な価値をめぐる政治性―広島と人道主義
十五年戦争と元・兵士の心的外傷―神奈川県の精神医療施設に入院した患者の戦後史
黒人運動の「外交」―全米黒人向上協会(NAACP)、国際連合と冷戦
アメリカ合衆国における中東平和アクティビズムの形成―一九六七年以降のアメリカ・フレンド奉仕社会のアラブ・イスラエル紛争への取り組みから
科学がうち消す被ばく者の「声」―マーシャル諸島核実験損害賠償問題をめぐって
記憶をうしなった「たったひとりの生きのこり」六歳スペイン少女のその後―マニラ戦スペイン総領事館襲撃事件(一九四五))
第3部 方法―シンポジウム「大規模暴力の語り方―日仏学際対話の試み―」から(フランス・ドイツの歴史研究における「極東」への関心
行動の神経生物学と攻撃に関する個体群生物進化のいくつかのデータとそれが持つ意味について
トラウマを耕す―ドゥブリュ教授の報告への応答
暴力の表象と文学ジャンルの倫理―ジョナサン・リテル『慈しみの女神たち』からカタルシスのリベルタン批評へ
翻訳者の使命、あるいは虚構に倫理を見出すことの困難さについて―ダルモン教授の報告への応答
討論から―クロード・ドゥブリュ+宮地尚子+有田英也+ジャン=シャルル・ダルモン+シャンタル・メジェ)

著者紹介

足羽 與志子 (アシワ ヨシコ)  
一橋大学大学院社会学研究科教授、文化人類学
中野 聡 (ナカノ サトシ)  
一橋大学大学院社会学研究科教授、アジア太平洋国際史
吉田 裕 (ヨシダ ユタカ)  
一橋大学大学院社会学研究科教授、日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)