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色彩から見た王朝文学 韓国『ハンジュンロク』と『源氏物語』の色

出版社名 笠間書院
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-305-70771-0
4-305-70771-3
税込価格 770円
頁数・縦 53P 21cm

商品内容

要旨

儒教に束縛され、理念で制御された漢字世界に生きる朝鮮王朝の女性にとって、男女の情の意味も含む“色”は、忌避し隠すべき対象であった。しかし東宮妃の自己語りである『ハンジュンロク』は、ハングルを用いて色を感覚の次元で表現してみせた。一方多彩な色の世界を描いた『源氏物語』では、色を観念的に捉える傾向がある。両国を代表する女性文学が正反対の志向をみせることに着目。日韓を横断し『源氏物語』を専門にする学者が、独自の視点を通して王朝文学に記された色彩の魅力を読み解く。

目次

1 はじめに
2 韓国の伝統色
3 韓国の王朝文学
4 『ハンジュンロク』とは
5 『ハンジュンロク』と色
6 『源氏物語』の白衣
講演を聴いて―コメントとレスポンス

出版社
商品紹介

韓国の伝統的な色彩文化を紹介。ドラマ「イ・サン」の歴史背景でもある王朝女流文学『ハンジュンロク』と、『源氏物語』の色彩描写を比較。

著者紹介

李 愛淑 (イ エスク)  
國立韓國放送通信大學校日本学科教授。1962年生まれ。啓明(ゲミョン)大学卒業。同大学大学院へ進学し、東京大学大学院(国語国文学専攻)にて博士号(文学)取得(1995年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)