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死者との邂逅 西欧文学は〈死〉をどうとらえたか

出版社名 作品社
出版年月 2015年5月
ISBNコード 978-4-86182-533-0
4-86182-533-4
税込価格 2,640円
頁数・縦 329P 20cm

商品内容

要旨

古代/中世の『オデュッセイア』、『アエネーイス』、『神曲』から近代の『ハムレット』、『クリスマス・キャロル』、そして現代の『灯台へ』、『若い芸術家の肖像』、『ユリシーズ』、『失われた時を求めて』に至るヨーロッパ文学史上の名作を繙き、そこに現れる死生観と時代思潮を、先行作品への引喩を手がかりに緻密に読み解く。

目次

第1部 古代・中世―来世のリアリティー(冥界への旅―『オデュッセイア』と『アエネーイス』
救いに至る旅―『神曲』
遠ざかる天国―ボッカッチョの二作品と『真珠』)
第2部 近代―現世重視への転換(未知の国となった来世―『ハムレット』
生の讃歌と死者への思い―『クリスマス・キャロル』)
第3部 現代―芸術は宗教に代わりうるか(来世なき死生観―『灯台へ』
死者への冒涜と愛―『若い芸術家の肖像』と『ユリシーズ』
癒やしと忘却―『失われた時を求めて』)

著者紹介

道家 英穂 (ドウケ ヒデオ)  
1958年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、専修大学文学部教授。専門、英文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)