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被爆者はなぜ待てないか 核/原子力の戦後史

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2015年6月
ISBNコード 978-4-7664-2233-7
4-7664-2233-3
税込価格 2,970円
頁数・縦 362,29P 20cm

商品内容

要旨

被爆者とは誰か。被爆者は何を待つのか。なぜ待てないのか。広島・長崎の惨禍を知る日本は、なぜ福島第一原発事故を引き起こしたのか。『原爆の記憶』の著者が放つ渾身の力作!

目次

序章 被爆の記憶、被曝の記憶―ヒロシマ、ナガサキからフクシマへ
第1章 核戦争の恐怖―戦争を忌避する平和意識
第2章 核兵器開発競争の幕開け―核(兵器)開発から原子力開発へ
第3章 原水爆禁止運動の挫折―政治参加への包摂は可能か
第4章 「平和のための原子力」外交―放射線被曝の危険性
第5章 被爆者の「声にならない声」―未来を創る歴史の記憶
第6章 国際原子力機関(IAEA)の限界―核軍拡競争はなぜ抑止できなかったのか
第7章 核戦略のなかの日本―核(武装)オプション
第8章 核兵器の非人道性―未来への責任
第9章 放射能汚染国への反転―日本の原発輸出外交
終章 ヒバクシャはなぜ待てないのか―「国家安全保障」から「人間の安全保障」へ

出版社・メーカーコメント

被爆者とは誰か。被爆者は何を待つのか。なぜ待てないのか。広島・長崎の惨禍を知る日本は、なぜ世界第三位の原発大国となり、福島第一原発事故を引き起こしたのか。『原爆の記憶』の著者が放つ渾身の力作!

著者紹介

奥田 博子 (オクダ ヒロコ)  
関東学院大学人間環境学部准教授。米国ノースウエスタン大学大学院コミュニケーション学研究科博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)