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京都と近代 せめぎ合う都市空間の歴史

出版社名 鹿島出版会
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-306-07316-6
4-306-07316-5
税込価格 3,300円
頁数・縦 370P 20cm

商品内容

要旨

日本の都市は、どのように近代化を受け入れ、近代化を遂げていったのか。博覧会、広場、道路拡築、山並み景観、区画整理、郊外住宅…、古都の空間再編に日本の都市の近代化過程を検証する。空間から読み解く日本の近代史。

目次

第1章 街区一新の顛末(維新を迎えた時点での京都
街区一新 ほか)
第2章 近代を象徴する場となる岡崎(鴨東開発計画
西洋意匠の導入 ほか)
第3章 技術を背景とする土木官吏の台頭(近代を受け入れる街
臨時土木委員会での議論 ほか)
第4章 近代的空間再編の受容過程(道路拡築に対する住民
組織的反対運動 ほか)
第5章 「歴史」のデザインをめぐって(風致をめぐる府と市の対立
市が架け替えた四条大橋と七条大橋 ほか)
第6章 空間再編にともなうデザインの模索(模範なき近代都市空間のデザイン
都市イベントとしての大礼 ほか)
第7章 制度の矛盾がつくり出した新市街(税負担が郊外住宅地をつくる
居住条件となる負担の不均衡 ほか)
第8章 景観論争に見る技術者万能主義批判(景観保護政策
東山開発計画への反論 ほか)
第9章 土地区画整理に見る都市専門官僚制(京都だけ実現した土地区画整理
計画立案と最初の道路事業 ほか)

出版社
商品紹介

都市はいかにして近代化を遂げていったのか。古都の空間再編に日本の都市の近代化過程を検証する。

著者紹介

中川 理 (ナカガワ オサム)  
京都工芸繊維大学大学院工学研究科教授。1955年横浜生まれ。1980年京都大学工学部建築学科卒業。1988年京都大学大学院建築学専攻博士課程修了。工学博士。日本学術振興会特別研究員を経て、1992年京都工芸繊維大学准教授。2003年から現職。専門は近代都市史・建築史。日本都市計画学会論文奨励賞、日本建築学会奨励賞(論文)、日本建築学会教育賞など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)