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将門伝説の歴史

歴史文化ライブラリー 407

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-642-05807-0
4-642-05807-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 226P 19cm

商品内容

要旨

平安中期、新皇と称し坂東に王城建設を試みた平将門。敗死後の評価は叛逆者と英雄との狭間で揺れ、荒ぶる魂を鎮めるべく大手町の首塚や神田神社が築かれた。時代と地域によりさまざまに育まれた将門伝説の世界へ誘う。

目次

語りつがれる将門―プロローグ
平将門の乱と『将門記』(将門の乱勃発
私闘から叛逆へ
乱の終焉とその後)
伝説の中の将門―萌芽期から中世まで(異なる将門観
『将門記』の新皇即位記事をめぐって
再び、中世江戸の将門伝説)
近世文芸の中の将門伝説(『前太平記』にみる将門伝説
山東京伝が描く将門伝説
馬琴の考証と幕末江戸の将門伝説)
叛臣将門とその復権運動―明治期の将門伝説(神田神社の祭神論争
織田完之の将門雪冤運動)
将門伝説が語るもの―エピローグ

おすすめコメント

平安中期、坂東に王城建設を試みた平将門。敗死後の評価は叛逆者と英雄との狭間で揺れた。時空を超え語られてきた伝説の世界へ誘う。

著者紹介

樋口 州男 (ヒグチ クニオ)  
1945年生まれ、山口県出身。1976年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得、博士(文学)。現在、拓殖大学政経学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)