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弁護士の血

ハヤカワ・ミステリ文庫 HM 421−1

出版社名 早川書房
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-15-181251-4
4-15-181251-2
税込価格 1,320円
頁数・縦 468P 16cm

商品内容

要旨

二十四時間裁判に関わり、自らの魂をすり減らし、家庭をかえりみることができない―ニューヨークの弁護士エディー・フリンは、酒に溺れて妻から見放され、いま町をさまよい歩いていた。そんな時、ロシアン・マフィアが彼を脅迫する。要求をのまなければおまえの娘を殺害する。十歳の愛娘が拉致され、いま命の危険にさらされている。マフィアのボスは、自分に不利な証言者を殺害しろという難題を突きつけてくるが…。

おすすめコメント

落ちぶれた弁護士の男。娘のため、かつて最強と呼ばれた弁護士の誇りをかけて法廷へ。

出版社・メーカーコメント

有能な弁護士だったフリンは、苛烈な裁判闘争に擦り切れ、酒に溺れた。妻と娘は彼から離れ、自身は弁護士も辞める。その彼の背中に押しつけられた銃。「法廷に爆弾をしかけて証人を殺せ、断れば娘を消す」――ロシアマフィアの残虐な脅迫。自分はどうなってもいい、娘のために闘う決意をした男が取ったのは……

著者紹介

キャヴァナー,スティーヴ (キャヴァナー,スティーヴ)   Cavanagh,Steve
北アイルランドのベルファスト生まれ。皿洗い、用心棒、警備員、コールセンターのオペレーターなどの仕事を経て、弁護士事務所で働く。2015年発表の『弁護士の血』がデビュー作となり、北アイルランドの優れた芸術作品を表彰するNorthern Ireland Arts Council’s ACES Awardを受賞
横山 啓明 (ヨコヤマ ヒロアキ)  
1956年生、早稲田大学第一文学部演劇学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)