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がん幹細胞の謎にせまる 新時代の先端がん治療へ

ちくま新書 1140

出版社名 筑摩書房
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-480-06838-5
4-480-06838-4
税込価格 968円
頁数・縦 281P 18cm

商品内容

要旨

多くの病気が克服され、がんも正体が暴かれ始めた。とはいえ、いまだに人類最後の敵として、がんは私たちの前に立ちはだかっている。一方、幹細胞研究は近年最も注目され、進歩著しい研究分野だ。iPS細胞はノーベル賞を受賞した。今、両者が出会うことで、がん治療に革命が起きようとしている。その根幹をなすのが「がん幹細胞理論」と呼ばれる新しい考えだ。がん幹細胞とは何か。これからの医学にいったい何が起こるのか。その歴史から最新の研究成果まで、最先端の研究者がわかりやすく解説する。

目次

序章 医師出身の日本人研究者にノーベル賞の初栄冠
第1章 がんはどこまで解明されているのか
第2章 がん研究の近代史
第3章 幹細胞とは何か
第4章 現代のがん研究
第5章 二十世紀末の生命科学革命
第6章 がん幹細胞とiPS細胞
第7章 再生医療とがん治療の未来
終章 祭りの後の虚しい騒動

おすすめコメント

人類最大の敵であるがん。iPS細胞に代表される進歩著しい幹細胞研究。両者が出会うことでうまれた「がん幹細胞理論」とは何か。これから治療はどう変わるか。

著者紹介

山崎 裕人 (ヤマザキ ヒロト)  
1965年京都生まれ。研究医・文筆家(矢間景太郎の筆名で小説も執筆。第14回湯河原文学賞受賞)。京都府立医科大学医学部卒。東京大学医学部産婦人科を経て、東京大学医学部解剖学大学院で学位取得(医学博士)。米国スタンフォード大学およびハーバード大学医学部で、博士研究員として分子細胞生物学・発生生物学の研究に従事。帰国後は東京大学医科学研究所で、がんと幹細胞の研究および大学院教育を担う。現在は文筆活動だけでなく、順天堂大学医学部・免疫病/がん先端治療学講座研究員として、引き続き研究にも従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)