テクストの擁護者たち 近代ヨーロッパにおける人文学の誕生
bibliotheca hermetica叢書
出版社名 | 勁草書房 |
---|---|
出版年月 | 2015年8月 |
ISBNコード |
978-4-326-14828-8
(4-326-14828-4) |
税込価格 | 8,250円 |
頁数・縦 | 470,41P 22cm |
商品内容
要旨 |
ルネサンス期に興隆した人文主義は、ホメロスの叙事詩をはじめとする古代ギリシア・ローマの詩歌や文芸作品、聖書などのテクストを読解する学問だが、古典といわれるものがはじめから存在したわけではない。どのテクストが、どのような基準で解釈され、選ばれて古典とされていったのか、本書はこうした「テクストの科学」の歴史を近現代までたどる。 |
---|---|
目次 |
序章 人文主義者たちを再考する |
出版社 商品紹介 |
時空を超えた不朽のメッセージを読みとるべきか歴史の産物として距離感をもって臨むべきか古典解釈の普遍的問題。グラフトン代表作。 |
おすすめコメント
古典とはなにか。どのようにして選ばれ、伝えられてきたのか。ルネサンス以降に盛んになる古代ギリシア・ローマの古典の再生と受容、旧約聖書と各国史を結びつけて天地創造から世界の終末まで描こうとする普遍史や年代学、真作と偽作の問題、聖書やホメロスの叙事詩─古典テクスト解釈の歴史をたどり、人文学の誕生と伝統を明らかにする。