黒百合
創元推理文庫 Mた4−5
出版社名 | 東京創元社 |
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出版年月 | 2015年8月 |
ISBNコード |
978-4-488-46005-1
(4-488-46005-4) |
税込価格 | 726円 |
頁数・縦 | 254P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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ほほえましい少年の夏の日の情景が、ある瞬間に豹変する物語
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おすすめ度
- うつのみや上林店 (石川県野々市市)
少年の夏休みの出来事とその父親の記憶の一コマ、ある年の女学生の恋。
淡々とその情景をほほえましく、あるときはやや痛みを伴って読み進めていましたが、最後の方になってそれが突然豹変する。
ミステリ好きの私が用心していたにもかかわらず、一瞬のうちに殴り倒されたような。そんな衝撃を受けました。本格推理小説好きの方に。(2015年9月22日)
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商品内容
要旨 |
六甲の山中にある、父の旧友の別荘に招かれた14歳の私は、その家の息子で同い年の一彦とともに向かった池のほとりで、不思議な少女・香と出会った。夏休みの宿題のスケッチ、ハイキング、育まれる淡い恋、身近な人物の謎めいた死―1952年夏、六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす少年ふたりと少女の姿を瑞々しい筆致で描き、文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。 |
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おすすめコメント
六甲の山中にある、父の旧友の別荘に招かれた14歳の私は、その家の息子で同い年の一彦とともに向かった池のほとりで、不思議な少女・香と出会った。夏休みの宿題のスケッチ、ハイキング、育まれる淡い恋、身近な人物の謎めいた死──1952年夏、六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす少年ふたりと少女の姿を瑞々しい筆致で描き、文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。解説=戸川安宣