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永井尚志 皇国のため徳川家のため

ミネルヴァ日本評伝選

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2015年9月
ISBNコード 978-4-623-07423-5
4-623-07423-4
税込価格 3,850円
頁数・縦 331,5P 20cm

商品内容

要旨

永井尚志(一八一六〜一八九一)江戸時代末期の旗本。幕末の激動する情勢のさなか抜擢され、長崎海軍伝習所を創設、積極的開国派として通商条約締結に奔走したのち、大政奉還実現の立役者となった永井尚志。頭脳明晰、酒と風雅を愛し、幾度もの処分を受けながらも時局の最前線に立ち続けた、異色の幕臣の生涯に迫る。

目次

第1章 嵐を前に抜擢(目付抜擢と対外論上申
大名の子が旗本の養子に ほか)
第2章 長崎での開眼(長崎表取締御用目付け
英・蘭との折衝 ほか)
第3章 海軍創設の先頭に(海軍伝習準備
長崎海軍伝習所開設 ほか)
第4章 条約・将軍継嗣問題で奮闘(ハリス出府前後
将軍継嗣問題 ほか)
第5章 雌伏三年、政争の京都へ(閉居の時
一橋派復活、尚志復帰 ほか)
第6章 対長州の最前線で(禁門の変後
長州藩詰問使 ほか)
第7章 大政奉還に奔走(将軍慶喜のもとで
孤立する慶喜 ほか)
第8章 対決と妥協のはざまで(またも政情混沌
王政復古クーデタ ほか)
第9章 意地の蝦夷地(敢えて反旗を
函館奉行 ほか)
第10章 短い出仕、長い晩年(四年間の官員時代
長い清貧の余生 ほか)

著者紹介

高村 直助 (タカムラ ナオスケ)  
1936年大阪市生まれ。1965年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。その後、横浜国立大学経済学部助教授、東京大学文学部助教授、同教授、フェリス女学院大学国際交流学部教授を経て、東京大学名誉教授、フェリス女学院大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)