古代史の謎は「鉄」で解ける 前方後円墳や「倭国大乱」の実像
PHP新書 1012
出版社名 | PHP研究所 |
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出版年月 | 2015年10月 |
ISBNコード |
978-4-569-82728-5
(4-569-82728-4) |
税込価格 | 880円 |
頁数・縦 | 228P 18cm |
商品内容
要旨 |
船をつくるための鉄斧や武器となる刀の材料になるなど、鉄は古来きわめて重要な資源であった。紀元前から倭人は鉄を朝鮮半島から輸入していたが、1〜2世紀に、『後漢書』などが伝える「倭国大乱」が起こる。著者はこれを、高句麗の南下によって起こった「鉄の爆発」を伴う社会変革だと考える。それ以降、日本に遊牧民の文化である「光る塚」がつくられ、「鉄の集落」が全国で形成された。やがて前方後円墳が大量に築造されるが、あの不思議な形状は鉄の交易に関わる秀逸なアイデアの賜であった―。船と港の専門家が、鉄の交易に着目し日本の原像を探る。 |
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目次 |
第1章 鉄を運ぶために生まれてきた海洋民族「倭人」 |