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ゲルダ キャパが愛した女性写真家の生涯

出版社名 祥伝社
出版年月 2015年11月
ISBNコード 978-4-396-65055-1
4-396-65055-8
税込価格 2,310円
頁数・縦 457P 19cm

商品内容

要旨

あの「崩れ落ちる兵士」を撮ったのは、彼女かもしれない。ナチスから逃れ、パリに渡り、戦場に散った“もうひとりのキャパ”。その短くも壮絶な一生をたどる。伝説の女性戦場カメラマンの肖像、初の日本語訳。

目次

序章 ゲルダを探して
1 迫害―ドイツ時代 1870‐1933
2 めぐり逢い―フランス時代 1933‐1936
3 戦場へ―スペイン時代1 1936‐1937
4 最期―スペイン時代2 1937
5 その後のゲルダ―1937‐現在

出版社
商品紹介

20世紀を代表する戦場カメラマン、ロバート・キャパ。本書は、彼の最愛の恋人であり、戦場で短い生涯を終えた女性カメラマン、ゲルダ・タローの本格評伝。

出版社・メーカーコメント

あの「崩れ落ちる兵士」を撮ったのは、彼女かもしれない ナチスから逃れ、パリに渡り、戦場に散った“もうひとりのキャパ”、その短くも壮絶な一生をたどる 渾身の解説50枚 私はゲルダという女性の像が 明確になってきたことに、興奮を覚えた 沢木耕太郎「旅するゲルダ」 ゲルダについて、私たちは多くを知ることがなかった。ある時期までは、リチャード・ウィーランが著わした『キャパ』の中で触れられている彼女についての情報がすべてだった。だが、ウィーランのゲルダは、あくまでも「キャパの恋人」としてのゲルダだった。キャパにとってどのような意味を持つ存在だったのか、という観点を大きく出ることはなかった。ところが、ここにイルメ・シャーバーの『ゲルダ』が現れた。私は、あらためてゲルダという女性の像が明確になってきたことに、興奮を覚えた。(「解説者まえがき」より) 伝説の女性戦場カメラマンの肖像 初の日本語訳 ゲルダはキャパの 「最愛の人」だけの存在ではなかった

著者紹介

シャーバー,イルメ (シャーバー,イルメ)   Schaber,Irme
1956年生まれ。ドイツの歴史学者、作家、およびキュレーター。90年よりテュービンゲン大学でゲルダ・タローの研究を始める。94年、ゲルダの最初の評伝『ゲルダ・タロー』を刊行、各国で翻訳される。ニューヨークの国際写真センター(ICP)で開かれたゲルダ・タロー回顧展ではゲストキュレーターを務めた
高田 ゆみ子 (タカダ ユミコ)  
1956年、大阪府生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業。東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了
沢木 耕太郎 (サワキ コウタロウ)  
1947年、東京都生まれ。横浜国立大学卒業。79年、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、82年、『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、85年、『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、2003年に菊池寛賞、06年、『凍』で講談社ノンフィクション賞を受賞。「崩れ落ちる兵士」の真実に迫った『キャパの十字架』(文藝春秋)は2013年に司馬遼太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)