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植物は〈知性〉をもっている 20の感覚で思考する生命システム

出版社名 NHK出版
出版年月 2015年11月
ISBNコード 978-4-14-081691-2
4-14-081691-0
税込価格 1,980円
頁数・縦 211,18P 20cm

驚きの連続。知られざる植物の世界を探るサイエンスエッセイ!

  • 植物
  • 発見
  • 神秘

植物は周囲を「見て」いるのか?「匂い」を感じているのか?「音」は聞こえるのか?…植物の独自に発達した感覚を〈知性〉ととらえ、その秘密に迫ります。理工書ですが、まるで物語のように情緒あふれる文章で綴られているので、専門知識がない方にこそ読んでほしい1冊です!植物たちの存在が、グッと身近に感じられるようになるはずです。

商品内容

要旨

「植物に知性はあるのか?」この問いをめぐって、はるか昔から論争がくり広げられてきた。トマトは虫に襲われると、化学物質を放出して周囲の仲間に危険を知らせる。マメ科の植物は細菌と共生し、それぞれにとって必要な栄養分を交換しあう。動けないからこそ、植物は植物独自の“社会”を築き、ここまで地球上に繁栄してきた。その知略に富んだ生き方を、植物学の世界的第一人者が長年にわたり科学的に分析し、はじめて明らかにした刺激的な一冊。本書を一読すれば、畑の野菜も観葉植物も、もう今までと同じ目では見られなくなるだろう。

目次

第1章 問題の根っこ(植物は生物ではない?
昔からはびこる誤解 ほか)
第2章 動物とちがう生活スタイル(ミドリムシ対ゾウリムシ
「定住民」として進化する ほか)
第3章 20の感覚(根っこの視覚
トマトの嗅覚 ほか)
第4章 未知のコミュニケーション(植物の内部コミュニケーション
植物どうしのコミュニケーション ほか)
第5章 はるかに優れた知性(脳がないなら知性はないのか?
人工知能から何か学ぶことはできるだろうか? ほか)

おすすめコメント

植物学の第一人者が初めて明かす驚愕の知的世界。植物は、人間と同じく“予測”し“学習”し“記憶”する…最新研究が突き止めたその真の姿とは。『雑食動物のジレンマ』マイケル・ポーランの序文付き。

著者紹介

マンクーゾ,ステファノ (マンクーゾ,ステファノ)   Mancuso,Stefano
イタリア・フィレンツェ大学農学部教授、フィレンツェ農芸学会正会員。フィレンツェ大学国際植物ニューロバイオロジー研究所(LINV)の所長を務め、また「植物の信号と行動のための国際協会(International Society for Plant Signaling & Behavior)」を設立
ヴィオラ,アレッサンドラ (ヴィオラ,アレッサンドラ)   Viola,Alessandra
フリーランスの科学ジャーナリストで、さまざまな新聞や雑誌に数多くの記事を書いている。2007年にアルメネーゼ‐ハーバード財団はイタリア科学ジャーナリスト協会の協力を得て、彼女の書いた記事を年間最優秀科学記事として選出し、研究奨励金を支給した。2011年にはジェノヴァ科学フェスティヴァルの司会を務める。イタリア公共放送局RAIで、ドキュメンタリー番組の監督や現地レポーター、テレビ番組やテレビアニメのシナリオライターとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)