精神分析と描画 「誕生」と「死」をめぐる無意識の構造をとらえる
出版社名 | 誠信書房 |
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出版年月 | 2015年12月 |
ISBNコード |
978-4-414-40099-1
(4-414-40099-6) |
税込価格 | 3,520円 |
頁数・縦 | 243P 22cm |
商品内容
要旨 |
「どのように生まれてきたのか」「死ぬとはどのようなことなのか」2つの問いは、描画を介していかに引き受けられるのか。先人たちの創造と病理から探究を進め、主体の再構成を促す「描画連想法」を臨床に導入する。 |
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目次 |
序章 病理そして描画との関係における「誕生」と「死」の問い |
おすすめコメント
「私はどのように生まれてきたのか」 「死ぬとはどういうことなのか」 芸術が単なる癒しではなく、このような「誕生」と「死」の問いとして創造されるとき、自己を再構成していく場としてそれは機能する。このことは、描画を用いた臨床実践に何を示唆するだろうか。本書では、自由連想法を応用し、描画療法のなかで問いを活性化していく技法として「描画連想法」を提案する。さらに、このような自己の再構成が他者や社会との関係のなかで行われることに注目しつつ、その多様性と共通性を明らかにしていく。その作業は、それぞれの仕方で「誕生」と「死」の問いを引き受けていった先人たちの、創造と病理をめぐる探究を通して行われるだろう。