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部落史入門

河出文庫 し13−9

出版社名 河出書房新社
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-309-41430-0
4-309-41430-3
税込価格 836円
頁数・縦 215P 15cm

商品内容

要旨

明治維新後、なぜ被差別部落だけが、近代の思想に抗して残ったのか―。被差別部落の誕生から歴史を解明した的確な入門書は意外に少ない。柳瀬勁介、高橋貞樹、喜田貞吉、柳田国男、佐野学らの先行文献を検証しながら、マルクス主義史観にとらわれず、著者の肉声で綴られる、わかりやすい被差別部落の歴史と実際の決定版。

目次

青春と美酒 部落史の始まり
士族と水平 高橋貞樹『特殊部落一千年史』と水平運動
早熟と早世 柳瀬勁介という先駆者
子息と学者 柳瀬勁介を葬ったふたりの学者
維新と肉食 良賎の由来をつまびらかに
廃仏と尊神 仏教がえたを排斥したのか
飢饉と馬食 仏教批判が為政者の姿勢を隠す
観察と伝説 柳田国男の慧眼
生殖と経済 柳田国男の限界
解放と隠蔽 解放令で部落があいまいに〔ほか〕

おすすめコメント

被差別部落の誕生から歴史を解説した的確な入門書。先駆文献も検証しながら、もっとも適任の著者がわかりやすくまとめる名著。

著者紹介

塩見 鮮一郎 (シオミ センイチロウ)  
1938年、岡山市生まれ。河出書房新社編集部を経て、作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)