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ドイツに学ぶ科学技術政策

出版社名 近代科学社
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-7649-0497-2
4-7649-0497-7
税込価格 2,970円
頁数・縦 246P 21cm

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要旨

英国離脱の決定により揺れるEUで、今後の舵取りが注目されるドイツ。近年は科学技術政策の一環として「インダストリー4.0」を打ち出し、さまざまな「つながり」ができる新しい社会システムの構築で世界をリードしている。本書では、「インダストリー4.0」を含むドイツの科学技術政策について、20世紀初頭からのドイツ発展の歴史を追いつつ、特徴的なフラウンホーファー協会などの独立研究機関やそれらを媒介した産学公連携などについて詳細に解説。日本の政策を考える上で示唆を与えるドイツのシステムの特徴の数々を指摘している。著者は文部科学省科学技術政策研究所長、政策研究大学院大学教授などを歴任し、2011年よりOECDグローバルサイエンスフォーラム議長、2015年から慶應義塾大学理工学研究科特別招聘教授および研究・イノベーション学会会長を務める。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2016年07月11日]

商品内容

要旨

初めて知るその実態!日本もできるか?世界が驚く、ドイツの科学技術・研究政策。

目次

第1部 現代ドイツの構造はどのようにしてできたか(ドイツ国家の形成から現代の躍進まで
科学技術政策の変遷 ほか)
第2部 ドイツの特徴的なシステムとは(研究活動主体
連邦・州の連結機構 ほか)
第3部 若手人材の養成(人材に対する意識の相違
ドイツ研究振興協会のエミー・ネーター・プログラム ほか)
第4部 日本への示唆(研究開発だけでないドイツの発展に寄与する要素
日本への示唆 ほか)

著者紹介

永野 博 (ナガノ ヒロシ)  
1948年1月5日生まれ。東京都出身。1971年慶應義塾大学工学部卒業。1973年同法学部卒業。科学技術庁入庁。2001年鹿島建設株式会社エンジニアリング本部次長。2002年文部科学省国際統括官。2004年文部科学省科学技術政策研究所長。2005年武蔵エンジニアリング株式会社顧問。2006年独立行政法人科学技術振興機構理事。2007年政策研究大学院大学教授。2009年中国科学院科技政策・管理科学研究所招聘教授。(財)日本オペラ振興会理事長。2015年慶応義塾大学理工学研究科特別招聘教授。研究・イノベーション学会(旧研究・技術計画学会)会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)