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谷沢永一 二巻選集 上

精撰文学論

出版社名 言視舎
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-86565-043-3
4-86565-043-1
税込価格 4,950円
頁数・縦 391P 22cm
シリーズ名 谷沢永一 二巻選集

商品内容

要旨

精緻な書誌学者として知られる文学研究家、辛辣な書評で鳴る文芸評論家、人生論の達人…多岐にわたる谷沢永一の仕事の精髄を二巻に凝縮。上巻は卓越した批評眼と深い洞察力にもとづく文学論、決定版!

目次

第1章 日本近代文学史の構想(日本近代文学の存立条件)
第2章 近代文学論争譜(鴎外にだけは気をつけよ
鴎外はじめて苦境に立つ
論理に勝って気合負け逍遙 ほか)
第3章 作品・作家論(『小説神髄』の文学意識
広津和郎
谷崎潤一郎『鍵』私注 ほか)
第4章 文章読本(山本周五郎の偉業
江戸川乱歩「悪人志願」
石川喬司「袋小路に陥ったスパイ小説」 ほか)

おすすめコメント

精緻な書誌学者として知られる文学研究家、辛辣な書評で鳴る文芸評論家、「人間通」という言葉を広めた張本人で人生論の達人…… 多岐にわたる谷沢永一の仕事の精髄を、上巻は文学論、下巻は人間論の二巻に凝縮した決定版。生きた文学だけがここにある! ★谷沢永一:1929〜2011年。文学者、書誌学者、元関西大学名誉教授。著書多数。1980年『完本 紙つぶて』でサントリー学芸賞、2004年『文豪たちの大喧嘩 鴎外・逍遥・樗牛』で読売文学賞研究・翻訳賞、2006年『紙つぶて 自作自注最終版』で毎日書評賞ほか受賞。★下巻は鷲田小彌太編で「精撰人間通」、2016年春刊行の予定。

著者紹介

浦西 和彦 (ウラニシ カズヒコ)  
1941年、大阪市生まれ、関西大学文学部国文学科卒。1971年、関西大学文学部専任講師。同助教授、教授を経て、2012年退職。関西大学名誉教授。2014年、大阪市民表彰文化功労賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)