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日本海その深層で起こっていること

ブルーバックス B-1957

出版社名 講談社
出版年月 2016年2月
ISBNコード 978-4-06-257957-5
4-06-257957-X
税込価格 946円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

わずか8000年前まで“死の海”だった日本海。生命の宝庫へと変貌した背景には、最下層にひそむ、厚さ1000メートルにおよぶ「謎の水」の存在があった。この海特有の海水は、なぜ生まれたのか?そして、環境変化を先取りする「ミニ海洋」の異名をもつこの海に、いま生じつつある大きな異変とは?「母なる海」の知られざる姿を解き明かす、海洋科学ミステリー。

目次

第1章 日本海とはどのような海か
第2章 日本海は世界の海の「ミニチュア版」
第3章 「日本海独自の海水」があった!―探索された風呂桶の深部
第4章 日本海の来歴―どう生まれ、どう姿を変えてきたのか
第5章 「母なる海」日本海―この海なくして日本はなかった
第6章 「ミニ海洋」からの警告―日本海が哭いている

おすすめコメント

実は「謎だらけの海」だった! 独自の海水と循環構造をもち、厳寒の冬にだけ起動する“造水装置”をも備える。調査航海歴40年の第一人者が謎解きに挑む。なぜ、世界中の海洋学者が注目しているのか? わずか8000年前まで“死の海”だった日本海。生命の宝庫へと変貌した背景には、最下層にひそむ、厚さ1000メートルにおよぶ「謎の水」の存在があった。この海特有の海水は、なぜ生まれたのか? そして、環境変化を先取りする「ミニ海洋」の異名をもつこの海に、いま生じつつある大きな異変とは? 「母なる海」の知られざる姿を解き明かす、海洋科学ミステリー。

著者紹介

蒲生 俊敬 (ガモウ トシタカ)  
1952年、長野県上田市生まれ。東京大学理学部化学科卒業。同大学院理学系研究科化学専攻博士課程修了。理学博士。東京大学海洋研究所助手、同助教授、北海道大学大学院理学研究科教授を経て、東京大学大気海洋研究所海洋化学部門教授。専門は化学海洋学。海水中に溶存する気体成分・放射性核種等を用いた海洋の深層循環や海底熱水活動に関する研究により、日本地球化学会賞・日本海洋学会賞・海洋化学学術賞(石橋賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)