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未完の中国 課題としての民主化

出版社名 岩波書店
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-00-024879-2
4-00-024879-0
税込価格 2,860円
頁数・縦 276P 20cm

商品内容

要旨

文革・天安門事件・少数民族問題…超大国化する隣国の過ぎ去らぬ惨劇を見据えて、見えてきた現実。著者三〇年にわたる現代中国論のエッセンス。

目次

序章 高度化する近代化と行方を失った政治民主化
第1章 過ぎ去らぬ過去―文化大革命(三つの世代を越えて見えて来るもの―紅衛兵世代、天安門世代、ポスト天安門世代にとっての文革
中国文化大革命の歴史的意味を問う)
第2章 直視されない挫折―天安門事件(何が挫折したのか―中国・政治改革論者の提起したもの
「自己喪失」の彼方に―中国・改革派知識人の苦闘
天安門の渦潮―大潮流への遙かなる航行
自己回復の道を求めて―政治的無関心と革新)
第3章 民族と自治―中国の周縁から(内蒙古モンゴル人の咆哮―文化人類学者ナリビリカが提起する「記憶の共同体」)
終章 文革終焉時の時間と現代の時間

おすすめコメント

文革と天安門事件と少数民族問題がつきつけた問題を直視する著者30年間の現代中国論のエッセンス。

著者紹介

加々美 光行 (カガミ ミツユキ)  
1944年生。東京大学文学部卒業、アジア経済研究所、愛知大学現代中国学部を経て、愛知大学名誉教授。現代中国論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)