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健康・安全で働き甲斐のある職場をつくる 日本学術会議の提言を実効あるものに

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-623-07515-7
4-623-07515-X
税込価格 3,740円
頁数・縦 321P 22cm

商品内容

要旨

望ましい労働環境とは。日本の働く人びとのよりよい健康・安全・生活を築くシステムの再構築に向けた具体策。

目次

労働雇用問題がなぜ現代日本で最重要課題なのか?―過去100年の歴史を遡り考える
第1部 今、雇用の場で何が起こっているか?―働く人の実態(現代日本の長時間過重労働の実態とその背景
過重労働と過労死をいかに防止するか ほか)
第2部 職場の環境安全問題とリスク管理・マネジメント(日本の労働安全衛生統計・調査と予防活動
危険有害な労働環境の現状と今後の改善方策 ほか)
第3部 労働と関係する病気の予防と働く人の健康増進(労働関連疾患としての循環器疾患、糖尿病、不眠症などの実態、予防対策
印刷労働者の胆管がん多発はなぜ起こったのか―化学物質による健康障害を防止するために ほか)
第4部 これからの職域保健サービスのあり方―重要な専門職の役割(労働安全衛生法体系と自主的改善のあり方
産業医制度の歴史・現状・課題 ほか)
第5部 新しい取り組みの強化―世界の潮流を踏まえてどのような改革と改善を進めるか?(未来の労働者の健康・安全・生活を守るために
国際労働基準の日本での批准状況 ほか)
日本学術会議提言が実効あるものになるために―生活に根ざした改革のグランドデザインを

著者紹介

岸‐金堂 玲子 (キシコンドウ レイコ)  
1971年北海道大学医学部卒業・医学博士。1990年米国ハーバード大学でMPH取得。北海道大学医学研究科公衆衛生学分野教授を経て、2010年同大・環境健康科学研究教育センター長。現在は同・特別招へい教授でWHO協力機関(環境化学物質による健康障害の予防)のdirector、日本学術会議会員(第20‐21期)。2005年には日本公衆衛生学会長および2008年日本産業衛生学会長を務め、2015年から日本医学会副会長
森岡 孝二 (モリオカ コウジ)  
1944年生まれ。1966年香川大学経済学部卒業。1969年京都大学大学院経済学研究科博士課程退学。1983年関西大学教授。現在、関西大学名誉教授。経済学博士。専門は企業社会論。大阪過労死問題連絡会会長、NPO法人働き方ASU‐NET代表理事。過労死防止学会代表幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)