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映画と移民 在米日系移民の映画受容とアイデンティティ

出版社名 新曜社
出版年月 2016年3月
ISBNコード 978-4-7885-1472-0
4-7885-1472-9
税込価格 3,850円
頁数・縦 271P 22cm

商品内容

要旨

アメリカで日本映画を見るとは?ナショナリズムを超えて。二十世紀のニューメディア・映画は、「国民」をつくるメディアでもあった。しかし、アメリカに渡った戦前の日本人に、映画はどのような役割を果たしたのか。日本映画がつくった移民のトランスナショナルなアイデンティティを、一次資料を駆使して初めて明らかにする。

目次

第1部 「映画と移民」研究の居場所(国民国家の枠組みを超えて
「同化」物語からの解放)
第2部 日本人移民による日本映画受容(一九一〇年代のアメリカにおける日本映画上映
一九二〇年代における日本映画上映の多元的機能
一九三〇年代の日本映画上映運動と「人種形成」)
第3部 日本映画フィルムのゆくえ(真珠湾攻撃以降のアメリカ政府による日本映画接収)
第4部 日本人移民による映画制作(一九一〇年代の日系移民による映画制作
日本語トーキー映画『地軸を廻す力』と“真正な”日本語)

著者紹介

板倉 史明 (イタクラ フミアキ)  
1974年、熊本市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。現在、神戸大学大学院国際文化学研究科准教授、専門、映画学。博士(人間・環境学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)