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「スズキ・メソード」世界に幼児革命を 鈴木鎮一の愛と教育

新版

出版社名 創風社
出版年月 2016年4月
ISBNコード 978-4-88352-220-0
4-88352-220-2
税込価格 2,037円
頁数・縦 366P 図版44P 19cm

商品内容

目次

第1章 アメリカ革命
第2章 社会教育運動の開始―鈴木の教育運動はどのように各地へ普及していったか
第3章 鈴木とはどんな人物だったか―同志たちとの出会いと軌跡
第4章 鈴木式教育法とはどんなものだったか
第5章 なぜ松本で才能教育運動が始まったか
第6章 松本音楽院の創世期
第7章 松本音楽院の発展と名物指導者たち
第8章 鈴木私塾と1960年代の黄金期
第9章 学校や幼稚園での実験
第10章 スズキ・メソードのゆくえ―どこへ向かうべきか

出版社・メーカーコメント

――鈴木氏が目指したのは,幼児の早期教育ではない。あえて言うなら,子供の成長を促すために親や教師はどんな環境を与えればよいかを示す「親や教師のための教育学」である。さらには,子供,親,家族,地域の人,人種を越えた世界中の人々が心豊かに平和に暮らす社会を目指す社会運動でもある。そうした壮大な社会を築くための入り口として,子供の教育がまず重要だと言っているに過ぎない。鈴木氏が何度も「どの子も育つ」と言っていた意味は,どういう意味だろうか。私ふうに言えば,子供は,親が育てたようにしか育たないということだ。子育てでまず主になるのは,「親」であって,子供ではない。「あなたは,あなたの子をどのように育てようとしているのですか」 「あなたは,あなたの子を育てるために,どのような環境を用意しようとしているのですか」 これが,鈴木氏が問うたことだ。つまり,子供をちゃんと育てようと思ったら,まず親のあなたが自己成長し,精進する必要があると言ったのが鈴木氏の考えである(本書「はじめに」より)。

著者紹介

小島 正美 (コジマ マサミ)  
1951年愛知県犬山市生まれ。愛知県立大学卒後、毎日新聞社入社。松本支局などを経て、東京本社生活報道部編集委員。主な担当は食の安全、健康・医療問題。東京理科大学非常勤講師。農水省や東京都など審議会委員も務める。「食生活ジャーナリストの会」(約130人)代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)