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医学書のなかの「文学」 江戸の医学と文学が作り上げた世界

出版社名 笠間書院
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-305-70804-5
4-305-70804-3
税込価格 2,420円
頁数・縦 276P 21cm

商品内容

要旨

理系×文系という対立構造のなかでは、読み解けない、面白い江戸の本の世界!読み物としての医学書・本草書を発見する。

目次

序章 医学書のなかの「文学」
第1章 それは「医学書」なのか、「読み物」なのか(愉快な書物―「読み物」としての医学書
『医者談義』談義―人文学と自然科学という対立を無化する書物
医学書に擬態する文学作品たち、さまざま
江戸のカルテ、医案の世界―『武道伝来記』にみる西鶴のねらい
江戸以前の医学の文芸―御伽草子『不老不死』
「医学者」と「読み物」の間にある幻想)
第2章 江戸期を通じて愛されたヤブ医者、竹斎(『竹斎』のモデルは誰か―曲直瀬流医学と関わって
『竹斎』作者・富山道冶の家―仮名草子のふるさと
「芸能者」としてのヤブ医者―唄われた竹斎
『竹斎』と文化圏が重なる『恨の介』―戦国期の医師について
江戸文芸の発展を映し出す、御伽の医師の「書いた物」)
結章 近世文学の新領域

著者紹介

福田 安典 (フクダ ヤスノリ)  
1962年大阪生。大阪大学文学部卒。同大学院文学研究科後期課程単位取得退学。博士(文学)。専門は日本近世文学。大阪大学助手、愛媛大学教育学部教授を経て、日本女子大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)