書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 2013年以降の大規模金融緩和やマイナス金利政策にかかわらず、とくに地方企業において景気回復の実感が乏しいという。それは人口減少だけでなく地方銀行のあり方にも問題があるからではないか。2015年に就任した森信親金融庁長官は、そこにメスを入れる「金融行政方針」を発表。不良債権処理を第一義として仕事をしてきた地銀を、リスクをとって地元企業の成長や事業再生を支援する組織に変える、大胆な改革を進めている。本書では、企業の事業ではなく金利や担保だけしか見ないこれまで通りのやり方では、地銀は顧客から「捨てられる」運命にあることを指摘。森長官の改革の意図するところを読み解きながら、地方創生、ひいては日本経済再生にもつながる銀行のあるべき姿を論じている。著者は共同通信社経済部記者で、金融庁を担当している。 |
商品内容
要旨 |
「金融検査マニュアル」は廃止、地域の顧客にリスクをとれない銀行は消滅する!新しいビジネスモデルが求められる時代に生き残る銀行とは?金融マン、経営者必読のスクープレポート! |
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目次 |
第1章 金融庁の大転換(金融庁の新方針 |
出版社・メーカーコメント
森信親・金融庁長官が剛腕を揮う、金融改革とは何か。会議の一新。銀行を飛び越えて、取引相手の中小企業に銀行について徹底ヒアリング。金融検査マニュアルを実質廃止して、金融機関の事業性を評価する新基準。始まったばかりの改革の行く末と狙いを明らかにする。森信親、金融庁長官の素顔。森長官が地銀から異例の一本釣りをして改革の担い手として抜擢した日下智晴氏の正体。地域金融のトップランナー、多胡秀人氏の信条。金融検査マニュアルや信用保証協会の存在で、顧客を見なくなり、目利き力を失った金融マンの問題とは。ノルマ達成がメインだった人事評価を一変せよ!稚内信金、北國銀行、きらやか銀行、北都銀行など、改革をいち早く始め成果を上げた地域金融のケーススタディ。