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天皇諡号が語る古代史の真相

祥伝社新書 469

出版社名 祥伝社
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-396-11469-5
4-396-11469-9
税込価格 1,034円
頁数・縦 466P 18cm

商品内容

要旨

天皇の死後に贈られた名を「諡号」という。このうち、「神武」「応神」「推古」「天武」といった漢字二文字のものを漢風諡号といい、『日本書紀』や『古事記』が完成した八世紀初頭には存在していなかった。漢風諡号は、いつ、誰によって、何のために贈られたのか。これまでの通説では、単に「漢籍から美字や好字を集めたもの」と片づけられてきたが、それは、後世の人に向けて「隠された歴史を暴露する」ために生みだされた秘密の鍵だったのである。いま、四つの諡号の意味を知ることで、神武天皇から聖武天皇にいたる壮大な古代の通史が復元された。

目次

序章 天皇の名
第1章 タラシの名を持つ天皇
第2章 神の名を持つ天皇
第3章 淡海三船と漢風諡号の謎
第4章 武の名を持つ天皇
第5章 トヨの名を持つ天皇
第6章 古代の終わり

出版社・メーカーコメント

オキナガタラシヒメ(神功皇后)のタラシ 応神天皇の神 天武天皇の武 トヨミケカシキヤヒメ(推古天皇)のトヨ 天皇の名は、何を意味しているのか? ついに姿を現わした古代王たちの通史 ■天皇の名は、古代史の謎を解く鍵! 天皇の死後に贈られた名を「諡号(しごう)」という。このうち、「神武(じんむ)」「応神(おうじん)」「推古(すいこ)」「天武(てんむ)」といった漢字二文字のものを漢風(かんふう)諡号といい、『日本書紀』や『古事記』が完成した八世紀初頭には存在していなかった。漢風諡号は、いつ、誰によって、何のために贈られたのか。これまでの通説では、単に「漢籍(かんせき)から美字(びじ)や好字(こうじ)を集めたもの」と片づけられてきたが、それは、後世の人に向けて「隠された歴史を暴露する」ために生みだされた秘密の鍵だったのである。いま、4つの諡号の意味を知ることで、神武天皇から聖武(しょうむ)天皇にいたる壮大な古代の通史が復元された。

著者紹介

関 裕二 (セキ ユウジ)  
1959年、千葉県生まれ。歴史作家。『聖徳太子は蘇我入鹿である』で衝撃デビューを果たしたのち、日本古代史を中心に、ユニークな視点から執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)