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徳川家康 その政治と文化・芸能 徳川家康没後四百年記念論文集

出版社名 宮帯出版社
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-8016-0047-8
4-8016-0047-6
税込価格 3,850円
頁数・縦 398P 図版14P 22cm

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天文十一年(一五四二)十二月二十六日の未明、三河国の土豪領主・岡崎城主の松平広忠と刈谷領主水野忠政の女於大の嫡男として生まれ、大坂夏の陣(一六一五)の後、元和偃武と呼ばれる徳川将軍家による全国統治が確立するなか、家康は元和二年(一六一六)四月十七日に七十五年の生涯を終えた。今年は家康没後四百年にあたる。本書では、家康の足跡を政治・文化政策・諸芸能など様々な角度から照射し、二百六十年の徳川幕藩体制の礎を築いた人間家康の新たな側面に十六名の専門家が迫る。

出版社・メーカーコメント

多趣味の天下人―趣味は鷹狩り、能、香道、薬作りに囲碁・将棋―家康は、知勇兼備の名将であると同時に、多方面に造詣の深い文化人でもあった。内政・軍事はもちろん、東南アジアとの交易・西洋貿易の奨励、出版活動等の外交・文化における功績、好事家としての一面など、新たな家康像を提示する。科学者家康は、南蛮胴具足やコンパス、時計、ビードロ薬壺などを遺している。また好学の士でもあり、伏見版、駿河版と出版活動も行った。朝鮮との国交を回復し、西洋との交易も奨励した。本書では、朝廷との関係、兄弟姉妹にも触れた政治史の他、文化・外交史、芸能史の三章で構成し、能、香道、囲碁・将棋、連歌、狩猟、雅楽、茶の湯など様々な角度から光をあて、三河大名から東照大権現として祀られるまで、人間家康の諸相に18 名の専門家が迫り、外交・文化における功績、好事家としての一面など、新たな家康像を提示する。