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8000万人社会の衝撃 地方消滅から日本消滅へ

祥伝社新書 473

出版社名 祥伝社
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-396-11473-2
4-396-11473-7
税込価格 902円
頁数・縦 283P 18cm

商品内容

要旨

本書は、少子高齢化・人口減少、都市と地方などの国土構造がわが国に及ぼす課題を分析し、「日本消滅を回避する戦略」を検討したものである。われわれは、将来の世代に豊かな日本を残せるのか?

目次

第1章 8000万人社会の到来(ピークを過ぎた総人口
人口減少の主因は少子化 ほか)
第2章 これからも成長は可能か(戦後の経済成長と人口
成長しなければ支えられない8000万人社会 ほか)
第3章 東京一極集中と地方創生(東京圏一極集中と、地方の人口減少
東京圏一極集中の弊害と便益 ほか)
第4章 危機にある財政と社会保障(未曾有の財政赤字と、財政の持続可能性
2025年と2035年の壁―社会保障の課題 ほか)
第5章 日本消滅を回避する戦略(少子化からの脱出
持続的な経済成長を維持する戦略 ほか)

出版社・メーカーコメント

地方どころか、日本が消える!? 2015年 1億2711万人 2065年 8129万人 2115年 3982万人 2200年 1164万人 そして、この先には… この5年で和歌山県1県分の人口(95万人)が減った!! 地方消滅というショッキングな指摘が世間を震撼させたが、地方が消滅した先には日本全体の消滅が待っている。東京だけが生き残れるわけはなく、遠い未来ではあるが、この日本という国自体がなくなってしまうかもしれない、そんな心配もある。……「将来の世代に豊かな社会を残すにはどうすればいいのか」という議論が巻き起こり、日本を消滅から救うための政策論争が盛り上がれば幸いである。(「はじめに」より) 第1章 8000万人社会の到来 第2章 これからも成長は可能か 第3章 東京一極集中と地方創生 第4章 危機にある財政と社会保障 第5章 日本消滅を回避する戦略 ■このままでは、日本がなくなる!? 急激な人口減少が始まった。このままいけば、2060年には8000万人台、つまり現在の3分の2にまで減る見込みである。しかも、超高齢社会で、経済成長、社会保障制度などへの影響が深刻だ。また、2014年の日本創成会議による提言=「地方消滅」は全国に衝撃を与えたが、手を拱(こまね)いていれば確実に訪れる未来図なのである。そして、地方が消滅したその先には、日本全体の消滅が待っている! 本書は、少子高齢化・人口減少、都市と地方などの国土構造がわが国に及ぼす課題を分析し、「日本消滅を回避する戦略」を検討したものである。われわれは、将来の世代に豊かな日本を残せるのか?

著者紹介

加藤 久和 (カトウ ヒサカズ)  
1958年東京生まれ。明治大学政治経済学部教授。1981年慶應義塾大学経済学部卒業、1988年筑波大学大学院経営・政策科学研究科修了(経済学修士)。2000年博士(経済学)(中央大学)。電力中央研究所主任研究員、国立社会保障・人口問題研究所室長などを経て、2005年明治大学政治経済学部助教授、2006年4月より現職。専門は、人口経済学、社会保障論、計量経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)