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震災後の親子を支える 家族の心を守るために

心理学叢書

出版社名 誠信書房
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-414-31117-4
4-414-31117-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 123P 21cm

商品内容

要旨

一瞬にして日常生活を奪われた被災住民を支えるために、そしてその救援者を支えるために、心理学者は何を提供できるのか。東日本大震災時の活動記録より、今、心理学ができることが見えてくる。日本心理学会による心理学叢書第7弾。復興に向けての心理学の貢献を紹介する。

目次

第1部 子どもと家族の心を守る(東日本大震災後の保育者支援を通してみた子どもと保育者の変化
「自分を知ろうチェックリスト」を用いた被災児のストレス評価―被災した子どもたちのストレスとその対処
避難した子どもの人間関係を支える心理療法)
第2部 生活に根ざした支援のあり方を探る(人形劇活動を通じた避難児童の支援を目指して
被災地での乳幼児健診を拠点とした新たな子育ち/子育て支援)
第3部 原子力災害と家族支援(東日本大震災後に福島県内の仮設住宅で生活する子どものメンタルヘルス
原子力災害がどうして福島の子どもたちに心理的問題を引き起こすのか?)

おすすめコメント

東日本大震災により、被災地の親子をめぐる環境は急変した。避難先の学校で対人関係に悩む子ども、避難先で地域になじめず戸惑う家族、原発事故で仮設住宅に住まうストレス、さらには放射能汚染がもたらす心理的問題など、枚挙にいとまがない。本書では主に心理学の専門家が、それぞれの立場からこれらの問題にアプローチし、具体的な活動例や調査結果を通じて「震災後の親子をいかに支えるか」考える。

著者紹介

安藤 清志 (アンドウ キヨシ)  
1979年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。現在、東洋大学社会学部社会心理学科教授、文学博士
松井 豊 (マツイ ユタカ)  
1982年東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。現在、筑波大学人間系教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)