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英EU離脱どう変わる日本と世界 経済学が教えるほんとうの勝者と敗者

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-04-601791-8
4-04-601791-0
税込価格 1,540円
頁数・縦 215P 19cm

商品内容

要旨

英EU離脱は「世界史上の大事件」なのか?日本人がいま、絶対に知っておくべきことを、人気エコノミストがこの一冊にすべて詰め込んだ!

目次

第1章 「世紀の番狂わせ」が起こった深層
第2章 イギリス経済はほんとうに崩壊する?
第3章 「出ていかれる側」は無傷で済むのか
第4章 矛盾に満ち溢れた「欧州統合」の歴史
第5章 崩壊するのはイギリスではなく「ドイツバブル」だ
第6章 シティの行方、「パナマ文書」問題…世界はこう変わる
第7章 日本人がいま、絶対に知らなければいけないこと
第8章 危機と円高―「円は安全資産」の真実

おすすめコメント

「あとから振り返ってみれば、今日は世界史上の大事件になるかもしれない」 2016年6月23日、誰もがその結果に驚愕した英EU離脱の国民投票。メディアはイギリス経済の崩壊を煽り、「第二のリーマン・ショック」が近いとの声も聞こえたが、そうしたシナリオはほんとうに正しいのか? 本書はリーマン・ショックのあと、「新興国ブームの終焉」を的中させた気鋭の人気エコノミストが、経済学の教えに従って感情に惑わされることなく、「英EU離脱後」の日本と世界の未来を冷徹に読み解いたものである。はたして英EU離脱で、致命的な悪影響を受けるのは誰なのか? ドイツ経済はこのまま繁栄するのか? 国際金融特区シティの行方から「タックスヘイブン」問題の展開まで、そこで語られるのは、メディアがかたくなに口を閉ざしてきた世界経済の予想図だ。さらには「イベント資本主義」ともいわれる先のみえない時代、われわれはどう「経済」と向き合えばいいのか? 「マイナス金利」のなかでの資産運用のポイントから、「円は安全資産」論の真実まで、日本人がいま絶対に知るべきことを、惜しげもなく詰め込んだ一冊。内容例:/EU離脱派は「知的レベルが低い」?/「悪化シナリオ」ではインフレ率が急上昇?/悲観的な中長期予測は「残留派」の主張と同じ/ポンド安を心配しないイギリス当局/なぜソロス氏はドイツ銀行株を信用売りしたのか/苦しむ投資銀行、中東問題……欧州の「不確実性」とは/イギリスのEC加盟を二度拒絶したド・ゴール/ユーロ創設をドイツに飲ませたフランスの思惑/ドイツ経済「独り勝ち」にも変化の兆しが……/「フォルクスワーゲン問題」の巨大なインパクト/なし崩し的に終わりそうな「パナマ文書」問題/資産運用の視点で英EU離脱を考える/「イベント資本主義」のなかで煽動に騙されるな/「ランダムウォーク」に勝てない為替の専門家たち/財政破綻を語ってから「円は安全資産」という愚かさ/「リスクオフ」局面での円投資は儲かるのか ……ほか

著者紹介

安達 誠司 (アダチ セイジ)  
1965年生まれ。東京大学経済学部卒業。大和総研経済調査部、クレディ・スイスファーストボストン証券経済調査部、ドイツ証券経済調査部シニアエコノミストなどを経て、現在、丸三証券経済調査部長。『脱デフレの歴史分析』(藤原書店)で第1回河上肇賞、『恐慌脱出』(東洋経済新報社)で第1回政策分析ネットワーク賞(シンクタンク賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)