• 本

丸山眞男の敗北

講談社選書メチエ 629

出版社名 講談社
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-06-258632-0
4-06-258632-0
税込価格 1,870円
頁数・縦 265P 19cm

商品内容

要旨

政治学と日本思想史の泰斗・丸山眞男(一九一四‐九六年)。『日本政治思想史研究』や『現代政治の思想と行動』など、戦後最大の知識人が残した著作は、今なお多くの読者を魅了し続けている。本書は、すでに神格化された知の巨人と正面から向き合い、独自の「哲学」を読み取る試みである。そして、その試みはやがて衝撃的な事実を明らかにする―。いまだ現在進行形の「戦後」を生きる私たちにとって必読の思考体験がここにある!

目次

第1章 丸山眞男の「哲学」
第2章 戦中の“転向”
第3章 敗戦と再生
第4章 民主化のパラドクス―第一期:占領下の時代(敗戦〜一九五〇年)
第5章 奪われた全盛期―第二期:「逆コース」の時代(一九五〇年〜五五年)
第6章 政治学者としての終焉―第三期:経済成長のはじまり(一九五五年〜六〇年)
第7章 日本思想史家としての格闘―高度経済成長の時代(一九六〇年以降)
第8章 丸山眞男の敗北

おすすめコメント

「戦後民主主義」を象徴する政治学者である丸山眞男は、1960年にはすでに「敗北」していた……。気鋭の著者が放つ渾身の論考!

著者紹介

伊東 祐吏 (イトウ ユウジ)  
1974年、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専門は、日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)