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熊取六人組原発事故を斬る 「新聞うずみ火」連続講演

出版社名 岩波書店
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-00-022639-4
4-00-022639-8
税込価格 2,310円
頁数・縦 168P 19cm

商品内容

要旨

原子力の安全性を問い続けてきた、六人の研究者たち。勤めていた京都大学原子炉実験所の所在地から「熊取六人組」と呼ばれる彼らが、福島第一原発事故についてそれぞれの視点から語った。いまだ収束しない福島第一原発事故の現状は?再稼働のための安全審査の問題点とは?放射能汚染とどのように向き合えばよいのか?高速増殖炉計画はなぜやめられないのか?原発推進の真の目的とは何か?―3・11後を生きる私たちが知っておくべき事を、分かりやすい言葉で解き明かす。大阪を拠点とする月刊ミニコミ紙「新聞うずみ火」の主催により、二〇一四年八月〜一一月にかけて行われた連続講演の記録。

目次

1 最近の原子力政策をめぐって
2 アカデミズムの社会的責任を考えながら
3 放射能に耐える時代
4 福島第一原発事故がもたらした社会的状況と私たちの生き方
5 原発事故の経過と今後
6 原発事故の災害規模について―『原発事故…その時、あなたは!』より

おすすめコメント

福島第一原発事故の現状と今後は?放射能汚染との向き合い方とは?真実を語った連続講演会の記録。

著者紹介

今中 哲二 (イマナカ テツジ)  
1950年広島市生まれ。大阪大学工学部原子力工学科卒、東京工業大学大学院修士課程修了(原子核工学)。1976年京都大学原子炉実験所助手、助教を経て2016年定年退職。現在、同実験所非常勤研究員。専門は原子力工学、環境影響評価
海老澤 徹 (エビサワ トオル)  
1939年川崎市生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。1964年京都大学原子炉実験所助手、助教授を経て2002年定年退職。専門は中性子物理
川野 眞治 (カワノ シンジ)  
1942年大分県中津市生まれ。京都大学理学部化学科卒業、同大学院博士課程修了(固体化学)。1969年京都大学原子炉実験所助手、助教授を経て2005年定年退職。現在、桃山学院大学総合人間学ゲスト講師。専門は中性子物理、構造解析
小出 裕章 (コイデ ヒロアキ)  
1939年中国・大連市生まれ。京都大学工学部原子核工学科卒。1964年京都大学原子炉実験所助手、講師を経て2003年定年退職。専門は原子炉物理
小林 圭二 (コバヤシ ケイジ)  
1949年東京生まれ。東北大学工学部原子核工学科卒、同大学院修士課程修了。1974年京都大学原子炉実験所助手、助教を経て、2015年定年退職。専門は放射線計測、原子力安全
瀬尾 健 (セオ タケシ)  
1940年神戸市生まれ。1964年京都大学工学部原子核工学科卒。同大学院修士課程修了。1966年京都大学原子炉実験助手。1994年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)