• 本

精神分析のおはなし

創元こころ文庫 P−11

出版社名 創元社
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-422-00061-9
4-422-00061-6
税込価格 1,100円
頁数・縦 307P 15cm

商品内容

要旨

本書に書かれているのは、「精神分析」という特殊な専門領域についてのものではない。自立や依存、引きこもり、夫婦・親子など家庭内で生じるさまざまな問題、老いや喪失・別れなど、だれもが生きる上で出会う苦悩の数々を、自己体験も盛り込みながら、心の専門家の視点からわかりやすく語ったものである。

目次

1 依存のすすめ―自立より大切な甘え
2 思春期の娘と母―親に秘密をもつことの意味
3 親と子の憎しみ、怨み―母性の危機と新しい父親の役割
4 老いの心理と中年の心の危機―明るい長寿社会を生きるために
5 自立を支える親の役割―思春期の親との別れ
6 悲しみといやし―対象喪失とモーニング
7 引きこもりの時代―シゾイド人間のゆくえ

おすすめコメント

親子の間にある愛と憎しみについて、依存について、親離れと自立、思春期の娘をもつ親へのアドバイスなど、親と子のさまざまな問題を中心に、中高年の心の問題や、シゾイド人間と自己愛人間、対象喪失とモーニングなど、人間の心についての深くておもしろいお話を幅広く集めた一般向け講演集の文庫化。精神分析的なものの見方が、やさしく、わかりやすく語られる。親子の問題に悩む一般読者から、カウンセラー、精神科医まで。解説は、相田信男氏。

著者紹介

小此木 啓吾 (オコノギ ケイゴ)  
1930年生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。東京国際大学人間社会学部教授(専任)、慶應義塾大学総合政策学部教授(兼任)。慶應心理臨床セミナー講師。医学博士。精神分析学、精神医学専攻。2003年9月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)