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スモールワールド・ネットワーク 世界をつなぐ「6次」の科学

増補改訂版

ちくま学芸文庫 ワ16−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2016年10月
ISBNコード 978-4-480-09737-8
4-480-09737-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 449,60P 15cm

商品内容

要旨

たった6つのステップで、わたしたちは全世界の人々と繋がっている!社会学者スタンレー・ミルグラムが発見した「スモールワールド現象」は、最近になって初めて数理的な解明がなされた。その立役者こそ本書の著者ダンカン・ワッツであり、病気の流行、大規模停電、ハリー・ポッターの大ヒットなどの現象には様々なネットワークのタイプが存在することを彼は明らかにした。本書は「ネットワークの科学とはどのようなものか」を数式を用いず平明に解説。そして、共同研究者やライバルとの知的格闘の中から新しい科学が作り上げられていく過程を記した、比類ないドキュメントでもある。文庫化にあたり読書案内・参考文献・索引等を増補。

目次

第1章 結合の時代
第2章 「新しい」科学の起源
第3章 スモールワールド現象
第4章 スモールワールドを超えて
第5章 ネットワークの探索
第6章 伝染病と不具合
第7章 意思決定と妄想と群集の狂気
第8章 閾値とカスケードと予測可能性
第9章 イノベーションと適応と回復
第10章 始まりの終わり
第11章 世界はより狭く―結合の時代のもう一年

おすすめコメント

たった6つのステップで、世界中の人々はつながっている! ウイルスの感染拡大、文化の流行など様々な現象に潜むネットワークの数理を解き明かす。

著者紹介

ワッツ,ダンカン (ワッツ,ダンカン)   Watts,Duncan J.
1971年生まれ。コーネル大学で博士号取得。「スモールワールド現象」を解明する数理モデルをスティーブン・ストロガッツとともに研究し、1998年に『ネイチャー』誌に発表。ネットワーク科学の研究をリードする気鋭の社会学者である。現在コロンビア大学教授
辻 竜平 (ツジ リュウヘイ)  
1968年、京都府生まれ。カリフォルニア大学アーヴァイン校博士課程修了。信州大学教授
友知 政樹 (トモチ マサキ)  
1973年、沖縄県生まれ。カリフォルニア大学アーヴァイン校博士課程修了。沖縄国際大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)