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新たな魚類大系統 遺伝子で解き明かす魚類3万種の由来と現在

シリーズ・遺伝子から探る生物進化 4

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2016年10月
ISBNコード 978-4-7664-2298-6
4-7664-2298-8
税込価格 2,640円
頁数・縦 215P 19cm

商品内容

要旨

ミトコンドリアゲノム全長配列の高速決定法開発に成功―それがきっかけとなり、長いことその道の権威の独壇場だった魚類系統学に身を投じた。無謀にもみえた挑戦だったが、著者は数々の困難を乗り越え、魚類3万種の大系統の概要を世界に先駆けて発表。さらには「深海魚の3つの科が1つに」「ウナギの祖先は深海魚」「生きている化石ムカシウナギの発見」「(マグロを含む)新分類群ペラジアの発見」など、国内外で大きな反響を呼んだ研究成果を次々に発表した。文字どおり魚類学の教科書を書き換えた15年間のストーリー。

目次

第1章 系統学事始め
第2章 研究の世界との出合い
第3章 深海性オニハダカ属魚類の研究へ
第4章 新たなミトコンドリアゲノム全長配列決定法―ロングPCRの応用
第5章 魚類大系統解明へ向けた基盤形成
第6章 条鰭類の大系統解明―全体像を4つに分けて示す
第7章 スズキ類の大系統―混沌から見えてきたもの
第8章 新天地を求める魚たち、新天地に連れて行かれる魚たち
第9章 魚の過去から現在・未来へ

著者紹介

斎藤 成也 (サイトウ ナルヤ)  
1957年生まれ。テキサス大学ヒューストン校生物学医学大学院修了(Ph.D.)。現在は国立遺伝学研究所教授
宮 正樹 (ミヤ マサキ)  
1959年生まれ。東京大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士。現在は千葉県立中央博物館生態・環境研究部長。専門は魚類の分子系統進化学・分子生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)