• 本

リリアン卿 黒弥撒

出版社名 国書刊行会
出版年月 2016年10月
ISBNコード 978-4-336-06095-2
4-336-06095-9
税込価格 3,960円
頁数・縦 318P 20cm

商品内容

要旨

傲慢かつ繊細、孤独かつ優美な呪われたナルキッソス―美しく奔逸な青年貴族リリアンの放蕩の生を、オスカー・ワイルド事件や作家自身が実際に惹起した少年愛スキャンダル「黒ミサ事件」を元に描いた衝撃の問題作、ついに邦訳!絢爛で暗澹たる耽美と退廃に彩られた、鮮烈で狂おしい愛と憎悪の物語。

著者紹介

ダデルスワル=フェルサン,ジャック (ダデルスワルフェルサン,ジャック)   d’Adelsw¨ard‐Fersen,Jacques
パリ生れの作家、詩人(1880‐1923)。製鉄業で財をなした男爵家の莫大な遺産を若くして相続する。かの有名なフェルセン伯爵の子孫を名乗り、世界を旅しながら創作を続けた。自宅に少年たちを招いて「黒ミサ」を行ったとして逮捕、事件をもとに代表作『リリアン卿』を執筆する。後半生はカプリ島に拠点を移し、恋人ニーノと共に過ごした。コカインの過剰摂取により死去、自殺と見られている
大野 露井 (オオノ ロセイ)  
本名、ロベルト。1983年生れ、東京都出身。国際基督教大学卒、同大学院修了。博士(学術)。日本社会事業大学専任講師。専門は古典を中心とする日本文学、比較文化、文学理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)