• 本

小津久足の文事

出版社名 ぺりかん社
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-8315-1450-9
4-8315-1450-0
税込価格 5,940円
頁数・縦 303P 22cm

商品内容

要旨

小津安二郎の先祖であり、伊勢松坂の豪商、干鰯問屋湯浅屋の六代目である小津久足は、古今の稀書を蒐集した西荘文庫の主として、また曲亭馬琴と交流した小津桂窓として知られている。その一方、四十六点もの紀行文を書き残し、生涯で七万首の歌を詠んでいたことは、ほとんど知られていない。本書では、小津久足のひととなり、歌への関わり、紀行文の内実を中心に、小津久足の文事を考察する。

目次

1部 小津久足の人物(若き日の小津久足
馬琴と小津桂窓の交流
一匹狼の群れ)
2部 歌業(小津久足の歌稿について
後鈴屋社中の歌会
小津久足の歌人評
小津久足の歌がたり
翻刻『桂窓一家言』)
3部 紀行文点描(小津久足の紀行文
御嶽の枝折
花鳥日記
神風の御恵
陸奥日記
難波日記
松陰日記)

著者紹介

菱岡 憲司 (ヒシオカ ケンジ)  
1976年生。福岡県出身。福岡教育大学教育学部卒業。九州大学大学院人文科学府博士後期課程単位修得退学。博士(文学)九州大学。現在、有明工業高等専門学校准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)