ヒトと文明 狩猟採集民から現代を見る
ちくま新書 1227
出版社名 | 筑摩書房 |
---|---|
出版年月 | 2016年12月 |
ISBNコード |
978-4-480-06933-7
(4-480-06933-X) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 296P 18cm |
商品内容
要旨 |
二〇世紀後半から、生物学としての人類学「ヒト学」は大きく変貌した。著者の専門である分子人類学は、タンパクの遺伝マーカーの研究で始まったが、現在ではゲノム全体の情報を用い、アジアの古層民族集団の起源および系統進化を明らかにしつつある。さらに、日本で長い歴史をもつ人類学は、文理合同の学際研究を通じて、ヒトの特異性と多様性および起源の総合的な解明をめざす。本書は筆者の研究史を追いながら、「DNAから人権まで」をモットーに「文明とは何か」「先住民族の人権」「人類学者の社会的責任」などの問題を解き明かしてゆく。 |
---|---|
目次 |
第1章 人類学との出会い |
おすすめコメント
人類はいかに進化を遂げ、文明を築き上げてきたか。遺伝人類学の大家が、人類の歩みや日本人の起源を多角的に検証。狩猟採集民の視点から現代の問題を照射する。