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強制収容所のバイオリニスト ビルケナウ女性音楽隊員の回想

出版社名 新日本出版社
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-406-06072-1
4-406-06072-3
税込価格 2,530円
頁数・縦 270P 20cm

商品内容

要旨

もしもバイオリンがなかったら、アウシュヴィッツを生きのびることはできなかった。101歳の生還者の“警告のための記憶”。

目次

ウィーン生まれのルヴフ娘
音楽と学問の年月
戦争勃発
ソ連占領時代―一九三九年〜一九四一年
ドイツ体制
「わたしたちの逮捕理由は何ですか?」
ウォンツキ刑務所にて
家畜用貨車で未知の場所へ
ビルケナウの監房にて
「ここにはせめて空間があるわ!」〔ほか〕

おすすめコメント

立ち上る焼却炉の煙の傍ら、囚人達を労働に送り出すためにマーチを演奏した女性音楽隊。その生存者がアウシュヴィッツを克明に記す。

著者紹介

ドゥニチ‐ニヴィンスカ,ヘレナ (ドゥニチニヴィンスカ,ヘレナ)   Dunicz‐Niwi´nska,Helena
1915年、ウィーンで生まれ、その後、ポーランドの故郷ルヴフに両親および二人の兄とくらす。10歳からポーランド音楽協会高等音楽院でバイオリンを習い始め、大学で教育学を学ぶ傍らも、音楽教育を受け続ける。1939年9月、ソ連軍のポーランド侵攻後、長兄ヤンはワルシャワで地下活動に入り、次兄ボレスワフはルヴフを出てイギリスに向かう。1940年6月、父親がルヴフにて病死。1943年1月、ヘレナは母親とともに逮捕され、ルヴフの刑務所に拘留された後、同年10月にアウシュヴィッツ強制収容所に移送される
田村 和子 (タムラ カズコ)  
ポーランド児童文学翻訳家。1944年、札幌市生まれ。79〜80年、家族とともにポーランドのクラクフ市に滞在。93〜94年、クラクフのヤギェウォ大学に語学留学。96〜97年、東京外国語大学研究生。97〜98年、クラクフの教育大学で児童文学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)