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騙し絵

祥伝社文庫 い23−2

出版社名 祥伝社
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-396-34283-8
4-396-34283-7
税込価格 770円
頁数・縦 385P 16cm

商品内容

要旨

十二歳の信太郎は心が苦しかった。長屋に正吉と父親の弁蔵が越してきた途端、大人達が父子を嫌悪する側と同情する側に分かれたのだ。誰よりものろまに見える弁蔵が、世間体を気にせず我が道を歩くのが大いに気に喰わないらしい。自分の母も二人を毛嫌いするが、信太郎は正吉に興味を抱く。一方、正吉は大人達の仕打ちを意に介さず―真の優しさを問いかける感動作。

出版社・メーカーコメント

わけあり父子がたくましく生きる、まごころの時代小説。12歳の信太郎(しんたろう)は心が苦しかった。長屋に正吉(しょうきち)と父親の弁蔵(べんぞう)が越してきた途端(とたん)、大人達が父子を嫌悪(けんお)する側と同情する側に分かれたのだ。誰よりものろまに見える弁蔵が、世間体(せけんてい)を気にせず我が道を歩くのが大いに気に喰(く)わないらしい。自分の母も二人を毛嫌いするが、信太郎は正吉に興味を抱く。一方、正吉は大人達の仕打ちを意に介さず――真の優しさを問いかける感動作。

著者紹介

犬飼 六岐 (イヌカイ ロッキ)  
1964年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業。公務員を経て2000年「筋違い半介」で第六十八回小説現代新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)