• 本

日本の古代国家

岩波文庫 33−436−2

出版社名 岩波書店
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-00-334362-3
4-00-334362-X
税込価格 1,518円
頁数・縦 554,14P 15cm

商品内容

要旨

日本の古代国家はどのような構造だったのか。中国・朝鮮との緊張関係は、内政にいかなる影響を及ぼしたのか。大王と国造、天皇制と官僚制、軍事と農事、租税と共同体…。推古朝から大化改新を経て律令国家の成立に至る過程に、首長制の切り口で正面から迫った本書は、今なお古代国家を論じるに避けて通れぬ必読文献である。

目次

第1章 国家成立史における国際的契機(交通の問題 戦争と内乱の周期
権力集中の諸類型 推古朝
二つの方式 大化改新
第二の周期 天平期)
第2章 大化改新の史的意義(改新の課題 史料批判の問題
人民の地域的編成 王民制から公民制へ
改新と東国首長層
改新政権の軍事的性格
権力構造について)
第3章 国家機構と古代官僚制の成立(過渡期としての天智朝
「政ノ要ハ軍事ナリ」天武・持統朝
東洋的専制国家 天皇制と太政官
古い型の省と新しい型の省)
第4章 古代国家と生産関係(首長制の生産関係
国造制と国家の成立過程)