未開社会における性と抑圧
ちくま学芸文庫 マ42−1
| 出版社名 | 筑摩書房 |
|---|---|
| 出版年月 | 2017年1月 |
| ISBNコード |
978-4-480-09775-0
(4-480-09775-9) |
| 税込価格 | 1,320円 |
| 頁数・縦 | 331P 15cm |
商品内容
| 要旨 |
「エディプス・コンプレックスはあらゆる社会に存在する」とフロイトは説いたが、マリノフスキーはこの仮説に対し民族誌的資料を駆使し、それが近代西欧の家父長制的社会特有の現象であると根底から相対化してみせた。近代的社会人類学の確立者として学説史に不朽の名を刻んだマリノフスキーが、性において人類の内なる自然と文化的力との相互作用のドラマを考察した古典的名著で、家族の起源、近親相姦の禁忌、父系制と母系制との関係等いまだ多くの示唆を与えてくれる。また、文化の概念をはじめ、彼の主要な理論、概念が展望でき、マリノフスキー理解の恰好な入門ともなっている。 |
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| 目次 |
第1部 コンプレックスの形成(問題点 |



おすすめコメント
人類における性は、内なる自然と文化的力との相互作用のドラマである。この人間存在の深淵に到るテーマを比較文化的視点から問い直した古典的名著。