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江戸料理大全 将軍も愛した当代一の老舗料亭300年受け継がれる八百善の献立、調理技術から歴史まで

出版社名 誠文堂新光社
出版年月 2017年1月
ISBNコード 978-4-416-61672-7
4-416-61672-4
税込価格 3,850円
頁数・縦 223P 26cm

商品内容

要旨

享保2年に浅草山谷で創業、広重や国貞に描かれ、料理番付でも常に別格で扱われるなど、江戸随一の料理屋とうたわれた「八百善」。当時からのれんを上げていた老舗がほとんどなくなった現代において、貴重な江戸の残り香を今も伝える「八百善」の当主が、300年受け継がれてきた献立と技をくわしい手順とともに解説する。

目次

江戸料理の基本
向―刺身 お造り
椀盛り
焼き物
強肴―揚げ物・蒸し物・煮物
香の物
汁・飯
汁物

おすすめコメント

1717年(享保2年)創業の料亭「八百善」は、創業300年。1820年頃(文化文政期)には、11代将軍徳川家斉も通うほど名高い料理屋へと登りつめ、狂歌師大田蜀山人が『詩は五山 役者は杜若 傾はかの 芸者はおかつ 料理八百善』と歌うなど、江戸文化を食の面で牽引。当時の料理番付でも別格扱いされていた。幕末期はペリーの接待も仰せつかったとされる。江戸時代からのれんをあげている老舗料亭がことごとくなくなっているなか、今も守り受け継ぐ当時からの献立、および調理技術を詳しく解説したのが本書。11代将軍家斉から、勝海舟、山本有朋などの偉人とのエピソードなど、八百善をとりまく文化、歴史もひもといてく。

著者紹介

栗山 善四郎 (クリヤマ ゼンシロウ)  
八百善十代目。昭和26年九代目栗山善四郎の長男として誕生。昭和49年京橋竹葉亭の板前修業を開始。昭和51年から「八百善江戸料理料理教室」に加わり、昭和52年八百善青山店開店。昭和56年に銀座に移転後、平成8年、両国・江戸東京博物館内、さらに平成10年には新宿高島屋内に新店舗を開店する。その後、平成25年より鎌倉にて営業を開始し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)