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ジオコスモスの変容 デカルトからライプニッツまでの地球論

bibliotheca hermetica叢書

出版社名 勁草書房
出版年月 2017年2月
ISBNコード 978-4-326-14829-5
4-326-14829-2
税込価格 5,280円
頁数・縦 256,27P 22cm

商品内容

要旨

17世紀ヨーロッパの科学革命を生きた知識人たち。彼らによって世界とその歴史の理解が大変革をとげるデンマーク人ステノを案内人に、この壮大な旅路を「ジオ・コスモス」観の変容として読みとき地球惑星科学の起源に肉迫する!

目次

プロローグ―科学革命の時代の地球観
第1章 ルネサンスのジオコスモス
第2章 デカルトと機械論的な地球像
第3章 キルヒャーの磁気と地下の世界
第4章 ウァレニウスの新しい地理学
第5章 フックの地球観と地震論
第6章 ステノによる地球像とその背景
第7章 スピノザとステノ―聖書の歴史と地球の歴史
第8章 ライプニッツと地球の起源

おすすめコメント

近代科学の創始者であるガリレオやニュートンが活躍した17世紀。天動説と地動説をめぐって論争が繰り広げられ、世界と歴史の理解が大きく変わったこの科学革命の時代に、知識人たちは化石、鉱物、火山活動、気象といったものから、地球がどのようなものだと考えていたのか。デンマーク人ステノを案内人に、「ジオ・コスモス」(大地の世界)観の変容を読み解く。

著者紹介

山田 俊弘 (ヤマダ トシヒロ)  
科学史・科学教育。1955年千葉県生まれ。1980年に京都大学理学部卒業後、高等学校教員。2004年に東京大学大学院総合文化研究科にて博士号(学術)を取得。現在、東京大学大学院教育学研究科研究員。2007年に、ライプニッツについての英文論文で日本科学史学会論文賞受賞
ヒロ・ヒライ (ヒロヒライ)  
ルネサンス思想史。Early Science and Medicine誌編集補佐。1999年より学術ウェブ・サイトbibliotheca hermetica(略称BH)を主宰。同年にフランスのリール第三大学にて博士号(哲学・科学史)取得。欧米各国の研究機関における研究員を歴任。現在、オランダ・ナイメーヘン大学研究員。2012年に第九回日本学術振興会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)