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美女と野獣

新潮文庫 ホ−22−1

出版社名 新潮社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-10-220086-5
4-10-220086-X
税込価格 539円
頁数・縦 246P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • まず著者のボーモン夫人というのは、フランスの童話作家だそうで、フランス革命の10年くらい前に亡くなっています。
    この本に収められているのは、
    表題の「美女と野獣」他13の物語です。

    すべての物語に共通する「美徳」という概念。
    「童話集」というよりは「教育書」といった趣。
    人はどう生きるべきか。
    優しさや慎ましさ、正しい行い等々、時にぐさぐさと刺さるくらい、美徳を説いています。
    当時の社会における「人の在り方」というのは、
    読んでて息苦しいくらいなのですが、妙に惹きつけるものがある、面白い本です。

    (2017年3月7日)

商品内容

要旨

裕福な商人の末娘ベルは、とびきりの美貌と優しい心根の持ち主。ある日、父親が見るも恐ろしい野獣に捕えられると、彼女は身代わりを買って出た。ベルに恋をした野獣は、正直さに心を打たれて彼女を家族の許に返すが、喪失の悲しみに身を焦がし、命を捨てようとする。その姿を目の当たりにしたベルはある決意をする―。人生の真実を優しく伝え、時代と国を超えて愛され続ける物語13篇。

おすすめコメント

裕福な商人の末娘ベルは、とびきりの美貌と優しい心根の持ち主。ある日、父親が見るも恐ろしい野獣に捕えられると、彼女は身代わりを買って出た。ベルに恋心を抱いた野獣は、正直さに心を打たれて彼女を家族のもとに返すが、喪失の悲しみに身を焦がし、命を捨てようとする。その姿を目の当たりにしたベルは、ある決意を胸にする――。人生の真実と厳しさを優しく伝え、時代と国を超えて愛され続けてきた物語13編を収録。

著者紹介

ボーモン夫人 (ボーモンフジン)   Beaumont,Jeanne‐Marie Leprince de
1711‐1780。フランス、ルーアン生れ。童話作家。下級貴族の家庭に生れ、夫に従って長くイギリスに滞在しつつ、70冊もの教育的・啓蒙的な子女向け著作を遺した
村松 潔 (ムラマツ キヨシ)  
1946年東京生れ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)