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「平家物語」という世界文学

出版社名 笠間書院
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-305-70836-6
4-305-70836-1
税込価格 3,080円
頁数・縦 236,7P 21cm

商品内容

要旨

戦争の引き起こす悲しみや苦悩は、世界で、どう語りつがれてきたのだろうか。人間の歴史において戦争とは何であったのか。それを知るために、この国のいくさの物語を、世界の戦争文学のなかで捉え直す。わが国の人々が生み出した戦争文学から何がわかるか。

目次

プロローグ 戦争と平和と文学と
第1章 『平家物語』と西欧の叙事詩―その文学的差異
第2章 体験としての『平家物語』
第3章 スコットランド叙事詩『オシアン』との共通性・異質性―『平家物語』の世界的位置
第4章 古代インド人の時間認識と戦争―いくさの物語と時間
第5章 ヘロドトス著『歴史』等との対比から―いくさの物語と苦悩の表現
第6章 イタリアの叙事詩三作品―戦いの面白さとその限界
第7章 エウリーピデースと世阿弥―戦いの伝承の劇化
エピローグ 東洋と西洋と

著者紹介

日下 力 (クサカ ツトム)  
1945年、佐渡に生まる。早稲田大学大学院修了。岩手大学教育学部助教授を経て早稲田大学文学学術院教授。現在、早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)