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共同研究安重根と東洋平和 東アジアの歴史をめぐる越境的対話

龍谷大学社会科学研究所叢書 第116巻

出版社名 明石書店
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-7503-4498-0
4-7503-4498-2
税込価格 5,500円
頁数・縦 445P 22cm

商品内容

目次

安重根の遺墨と和解に向けての越境的対話
第1部 安重根像(歴史の沈黙と歴史の記憶―安重根の遺墨と「東洋平和論」の意義
東アジア歴史認識問題の焦点としての安重根―東北アジア情勢と「東洋平和論」
安重根と梁啓超―近代東アジアの二つのともしび
安重根遺骸発掘の現況と課題―日本に問う、遺骸はどこにあるのか
東洋平和とは何か―安重根が拓いた新地平)
第2部 歴史認識(越境する戦争の記憶―歴史認識、草の根の和解そして安重根の遺産
安重根の汎アジア主義と日本の朝鮮学校のトランスナショナルな類似点について
福沢諭吉の朝鮮観―勝海舟と対比して
転向者・小林杜人における「弁証法」的真宗理解について)
第3部 過去責任(こじれた日韓関係 和解への道を探る!―強制連行・『慰安婦』問題についての韓国の判決を手掛かりに
韓国大法院判決とダーバン宣言から見る朝鮮人強制連行・強制労働―日本製鐵(現・新日鐵住金)の事例から
強制連行企業の戦後補償責任―現代日本企業の過去責任と責任倫理
戦時期国策会社の鉱山開発―『帝国鉱業開発株式会社社史』から
地域史料の掘りおこしと歴史教育
「東洋平和論」の現代的探究―越境的連帯へ)

出版社・メーカーコメント

龍谷大学所蔵の「安重根の遺墨」や強制連行の歴史を刻印する「丹波マンガン記念館」などに代表される日本に埋もれた日韓の貴重な歴史・文化遺産について学際的に解明していく。

著者紹介

李 洙任 (リー スーイム)  
1953年生まれ。龍谷大学経営学部教授、龍谷大学社会科学研究所付属安重根東洋平和研究センター長。教育学
重本 直利 (シゲモト ナオトシ)  
1949年生まれ。龍谷大学経営学部教授、龍谷大学社会科学研究所付属安重根東洋平和研究センター事務局長。経営学、経営組織論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)