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詭弁論理学

改版

中公新書 448

出版社名 中央公論新社
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-12-180448-8
4-12-180448-1
税込価格 902円
頁数・縦 225P 18cm
シリーズ名 詭弁論理学

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要旨

職場における会議やプレゼン、商談に加え、SNSやネットニュースのコメント等々、議論や相手を説得しようとする場面が増えている。その際に自分では意識しないまま、強弁したり詭弁を弄してはいないだろうか。あるいは、詭弁や強弁に押し切られたり騙されたりすることは? 本書では、そうした事態を防ぐために、詭弁や強弁と、正しい論理の違いを明らかにする。詭弁・強弁の正体を理解することで、“論破”や罵倒・中傷などを排した、議論を楽しむ「ゆとり」が生まれる。本書には、「論理のあそび」を味わうためのパズルも多数掲載されている。著者は現在、大妻女子大学名誉教授。情報数学を専門とし、山梨大学、国際基督教大学、大妻女子大学、サイバー大学の教授を歴任した。なお、本書は1976年10月に初版が発行され、64版を経た名著の改版である。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2017年06月20日]

商品内容

要旨

知的な観察によって、人を悩ます強弁・詭弁の正体を見やぶろう。言い負かし術には強くならなくとも、そこから議論を楽しむ「ゆとり」が生まれる。人食いワニのパラドックスや死刑囚のパラドックスなど、論理パズルの名品を題材に、論理のあそびをじっくり味わおう。それは、詭弁術に立ち向かうための頭の訓練にもなる。ギリシャの哲人からルイス・キャロルまでが登場する、愉快な論理学の本。「鏡と左右」問題の付録つき。

目次

1 議論の種々相(議論べたの悩み
無理押しの強み ほか)
2 強弁術(強弁術の誕生
小児型強弁 ほか)
3 詭弁術(詭弁術の誕生
強弁との境 ほか)
4 論理のあそび(やさしいパズル
説得ということ ほか)

おすすめコメント

人を悩ませる強弁・詭弁の正体から、脳から湯気の出る論理パズルまで。ソクラテスも寅さんも登場する、中公新書のベストセラーを改版

著者紹介

野崎 昭弘 (ノザキ アキヒロ)  
1936年(昭和11年)、神奈川県に生まれる。1959年、東京大学理学部数学科卒業。1961年、東京大学大学院修士課程修了。東京大学助教授、山梨大学教授(計算機科学科)、国際基督教大学教授(理学科)、大妻女子大学教授(社会情報学部)、サイバー大学IT総合学部教授を歴任。現在、大妻女子大学名誉教授。専攻、情報数学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)