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芭蕉 上

出版社名 祥伝社
出版年月 2017年5月
ISBNコード 978-4-396-61591-8
4-396-61591-4
税込価格 4,950円
頁数・縦 749P 22cm
シリーズ名 芭蕉

商品内容

要旨

芭蕉の句は、なぜここまで日本人の心に響くのか―。その旅の生涯と、精神性の深奥をたどり、創作者としての全人像に迫る。執筆十年、著者畢生の大業、ここに完成。

目次

第1部 伊賀から江戸へ―芭蕉誕生(芭蕉への旅
深川・芭蕉庵
芭蕉の参禅 ほか)
第2部 野ざらし紀行―物の見へたる光(吉野と西行
「野ざらし」の旅立ち
富士川の捨て子 ほか)
第3部 笈の小文―造化のこころ(旅の決意
造化
風羅坊 ほか)

出版社・メーカーコメント

【上巻】伊賀時代から『野ざらし紀行』『笈の小文』まで芭蕉の句は、なぜここまで日本人の心に響くのか――。その旅の生涯と、精神性の深奥をたどり、創作者としての全人像に迫る執筆10年、著者畢生の大業、ここに完成。ヴェールに覆われた芭蕉の実相(著者のことば)「俳人としての芭蕉には、天性の才能に、技巧の洗練を加えた上に、さらに、もう一度、大きな秩序の意識がかぶさっていた。それは今日風にいえば四季のめぐりであり、仏教でいえば輪廻であり、それが連句の構造の根底をつらぬく美学ということになるだろうか。」

著者紹介

栗田 勇 (クリタ イサム)  
昭和4年(1929)東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒、同大学院修了。フランス象徴主義の研究、本邦初のロートレアモン全集個人訳を皮切りに、文学・演劇・美術等の分野において、創作・評論活動を展開。昭和52年(1977)『一遍上人』(新潮社)で芸術選奨文部大臣賞受賞。平成11年(1999)、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)